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富士の樹海でラン散歩~地味地味編~
- 2016/06/28(Tue) -
山梨県は青木ヶ原樹海でラン科の観察会に参加してきました。
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青木ヶ原樹海は西暦864年に富士山が噴火し、剗の海と呼ばれる広大な湖を分断して、
現在の西湖、精進湖、本栖湖を形成した広大な原生林。樹海の歴史は1200年というまだ若い原生林です。
「富士山原生林及び青木ヶ原樹海」として国の天然記念物に指定されており、かつ環境省の特別保護地区に指定されてもいます。
なんといっても、2013年に「富士山域」として世界遺産としても登録されましたね。


そのため、林道から外れての入林は自然公園法・文化財保護法違反となってしまいます。
それでなくとも、樹木が多く暗く深い森であり迷いやすい。。。とても林道を外れることなんて怖くてできません

この日は、環境省認定のガイドさんを筆頭に、丸一日、地味地味~なランを探してカメラを地面に向けるという、ディープな一日でした。


倒木が多く、その倒木も苔むしています。
林道を通せんぼしている巨木もあり。。。
サルノコシカケ
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まず、表れたのがコフタバラン
落葉広葉樹林下に稀に見られる、非常に小さく目立たないランです。


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樹海は薄暗いので、さすがにフラッシュたかないと、ピントが合いません。
よくよく見ると、子房が膨らんでいて小さな花弁が見られます。
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富士山周辺に侵入した多くの植物は、乾燥・貧栄養・強い直射日光を受ける環境下で順応できる形質を身につけた植物が多くみられるそうです。
だからなのか、小さく地味なランのような植物が豊富なのでしょうか。


標高1200mであり、富士山麓は冷涼なため、6月下旬ではまだ開花していないランばかりでした。
花の競演はこれからのようです。

そして、林道を進んでいくとだんだんと樹海も深くなっていきます。
溶岩台地の上には樹木は育たないそうです。どのようにして森林遷移したのかと言うと、倒木した樹木から栄養を受け樹木が育つので、このようにまさしく海原でうねる波のような樹海特有の、根元が隆起したような形態となっているそうです。



こちらはヒトツボクロ(一つ黒子)

山地の少し乾いた樹林下に生育します。
山梨県ではレッドデータⅠ類に指定されています。
淡い淡黄色~紫褐色の花は全く目立ちません。

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そして、キソチドリ
亜高山~高山帯の針葉樹林内に生える。
う~ん、花は淡緑色で、こちらも地味地味。
「チドリ」と呼ばれるランの中では、全体が弱々しく、ひっそりと咲いています。
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ピントが合わないのなんの・・・


ランは変種も多く、地味なものから派手なものまで多様で奥が深いことがわかります。
この日は、お目当ての絶滅危惧種のランの群落にも出会えました。

つづく。。。


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光に映えるヤマオダマキ
- 2016/06/22(Wed) -
山梨県は芦川地区のニホンスズラン群生地では、
6月になると2種類のヤマオダマキが楽しめます。
スズランの花は終わり、点在するヤマオダマキ畑になっています。


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ヤマオダマキは、山地の高茎草原に点在して生育します。
草原の中ではひょろりと背が高いので、目立ちます。

園芸種のオダマキはピンクや青紫などの派手な色味をしていますが、
自然界で育つヤマオダマキは、淡黄色と紫褐色のコントラストが何とも言えない美しさです。

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ここでは、ヤマオダマキの変種、淡黄色の花を咲かせるキバナノヤマオダマキも混在して見られます。
キバナノヤマオダマキの方が、高原ではよく見るなあ・・・
どちらかというと、ヤマオダマキの方が低山に多いような気もします。


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苧環(オダマキ)とは、
紡いだ麻糸を中が空になるように巻いた糸繰りのことで、
花の形をそれにたとえているそうです。


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この花、光に映えます。
ひょろ長いうえに頭でっかちなため風に揺れ、なかなか撮影が難しいですが・・・


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サンショウバラとの再会
- 2016/06/20(Mon) -
梅雨の晴れ間、林道を車で走っていると、脇の雑木林にひときわ目立つ花をつける低木を発見。

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なぜこんな雑木林の中にこんな目立つバラが?と自宅で調べてみると、野生のバラ、サンショウバラだった。
薄紅色の大輪の花が美しい。
花の雰囲気は一見するとバラと思えないが、雄しべの感じがまさしくバラそのもの。
青い空にコントラストがよく映えて、いい香りがするのでマルハナバチ?と思しきが蜜を集めにやってきている。



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サンショウバラ(山椒薔薇)
和名は葉がサンショウのような形をしていることから。
ブナ帯の風が強い森林の成立しないところや、雑木林の林緑などに生える4~6mにもなる落葉低木、または高木。
6月、枝先に直径5~6㎝の薄紅色の花をつける。
日本産のバラの中では特異な存在だそう。

分布域は箱根山、伊豆半島東部、富士山の南面、丹沢山地南西部のきわめて狭い範囲に分布するが、
分布域では比較的よく見られる。
実は、環境省レッドリスト絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されてもいる。
関東にお住まいの方はよく見るのかな??

サンショウバラとの初めての出会いは、三つ峠の山頂近く。
4年前の初秋に尾根道を歩いていると、ローズヒップのような果実を発見した。
ハリセンボンのように棘棘で、なぜこんなところにバラが?と思ったものだ。

何の果実かわからず、当時mixiで草花に精通している方に「サンショウバラ」だと教えていただいた。
どんなバラなんだろうと、頭のどこかにあった。
サンショウバラ果実
(2012年9月 三つ峠山にて撮影)


このような形で再会できたのはうれしい。
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林床にひっそりと・・・
- 2016/06/19(Sun) -
山梨県はすずらん群生地から新道峠への林道に咲く花たちを一挙にご紹介。
林床にひっそりと咲く、比較的地味な花たちですが、どれも趣がありますね。

ミヤマカラマツ
カラマツソウとは葉の形と生育地が異なります。
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シロバナエンレソウの花後
こちらは、二年前この林道沿いで唯一このポイントだけ発見。
今年は開花に間に合いませんでした。
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ユキザサ
この時期の比較的暗い落葉樹林の林床にはよく見られます。
ややピンボケ。。。
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ルイヨウボタン
ルイヨウボタン

新道峠の開けた斜面で風に揺れながら咲く、タカネグンナイフウロ。
一輪だけ見つかりました。
登山道に入ればより見られるでしょう。
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季節が巡り、どんどんと花も移り変わってゆきます。。。



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林の中でジガバチソウ
- 2016/06/19(Sun) -
林の中で、ジガバチソウの開花株を見つけました。
遊歩道の木の橋に生えています。
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思ったよりも小さく、一見花が咲いているのか分かりにくく(枯れているようで)、
見落としてしまいそうですが、
よくよく見ると精緻な作りをしています。
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近年、雑木林の減少や乱獲などにより個体数を激減させているよう。
いつまでも残っていてほしいものです。


ラン科クモキリソウ属
和名は似我蜂草
花がジガバチに似ることによる。

全国の比較的明るい山地の登山道脇やコナラやクヌギなどの落葉樹林下、アカマツの映える斜面などに自生する。
花色は濃茶色から~緑色まで多様。
株繁殖しないので、生育地は点在する。
花色によって「アオジガ」「クロジガ」と区別して呼ばれることも。
人による盗掘、里山の宅地化、雑木林の減少も自生地の激減に大きな影響を与えている。


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初夏のエゾハルゼミ大合唱
- 2016/06/09(Thu) -
初夏のこの時期、山歩きの楽しみのひとつが、エゾハルゼミの大合唱。
林道を登っていき、ある程度の標高まで来ると、あたかも山が大合唱しているようです。


芦川のすずらん群生地の中も、彼らの大合唱に包まれていました。
カメラを草花に向けていると、草に止まったエゾハルゼミを発見。
ガイドさんも寄ってきて、「コイツらはなかなか姿を現さないから、貴重だ」と写真をパシャパシャと撮り始めました。

人が寄ってきても、フラッシュがたかれてもびくともしません。
よく見ると、うっすら体躯が緑がかって、羽根が透明でキレイ。
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図鑑などで調べたところ、
エゾハルゼミは、からだの大きさ(はねの先まで)が38~44mmぐらいの中型のセミです。からだの色は黄褐色であたまと胸は緑色をおび、黒色の紋があります。羽根は透明です。

北海道・本州・四国・九州に分布しています。
主に落葉広葉樹(ブナ、コナラ、クヌギ、カエデ等)を好むようである。寒冷地を好み、北海道では平地に普通であるが、東北地方では低山地、関東以西では800~1000mを越える高山に生息しています。

梅雨の頃ブナ林から聞こえてくるセミの声はまずこのセミだと思って間違いないといいます。
成虫は年1回、6月中旬~7月げ下旬ごろにみられます。鳴き声は「ミョーキン・ミョーキン・ケケケケ・・・・・・・・」です。鳴くのはオスだけ合唱性があります。
朝10時ごろから鳴き始め、それまでは下草にいることが多いようです。
寿命は3週間ほど。

このセミはヒグラシの近縁で、森林性なので、市街地で鳴き声を聞くことはまずない。
広葉樹林の伐採やそれに代わるスギ、ヒノキの植林などで生息域が減少しているようです。


実はセミは苦手なのですが、
夕暮れに鳴り響くヒグラシは夏の終わりの物寂しさ、
エゾハルゼミは初夏の山のすがすがしさを感じさせてくれるので、
例外です

シラカバ林になびく午後の風と、大合唱が気持ち良すぎたので、
思わずスマホで動画におさめました。。。
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ニホンスズラン群生地の初夏
- 2016/06/05(Sun) -
笛吹市芦川町の源流域に広がるすずらんの群生地には、貴重な「ニホンスズラン」種が自生しています。ニホンスズランは本州中部以北、北海道の高地に自生しますが、これだけ群生しているのは全国的にも珍しく、山梨県の自然記念物に指定されています。
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群生地はアカマツとシラカバの混生する、標高1300メートルの地点にあります。
この日、下界は28℃ありましたが、群生地は16℃で、晴れていても冷たい風もあり、身体が冷えるほど冷涼でした。
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現地の自然監視員の方曰く、今年はニホンスズランはハズレ年らしく、時期も遅かったので開花株が非常に少なかったです。
他の花たちが楽しめたので、レポートします



今年があたり年だという、ベニバナイチヤクソウ
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ちょうど光線の具合も良く、群生しているところをキャッチ。


そして、クサタチバナ。
鼻を近づけると、すっきりとした甘い芳香が。
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草丈もあるので風に揺れて可憐なのですが、いかんせんカメラ泣かせ。
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草原・高原にはお馴染みのウマノアシガタ
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撮影に集中していると、花好きの自然監視員のガイドさん、同じくカメラ好きなガイドさんの2名に濃厚に案内を受けながら、
「木の花は見た?みんな下ばかり見ているし、あまり人には教えないんだけどね~」
と、群生地の森の中で3本あるという、ツリバナを教えていただきました。
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緑白色から淡紫色の小さな花を多くつけます。花は長い柄の先に吊り下がり、秋には非常に可憐な実をつけます。
とても精緻な作りです。
よ~く見ると、一枚だけ花が淡紫色なのですね。



群生地に多く見られたササバギンラン。
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そして、本日のメイン、ニホンスズラン。
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そのほか、イカリソウ、エゾノタチツボスミレ、マイヅルソウ、ヤグルマソウ、ヤマアスパラ、ミツバチグリなどが見られました。


そして、レポートはまだ続きます。。。

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乙女高原早春の花とスミレ
- 2016/06/02(Thu) -
乙女高原スミレ観察会レポートの最終回。。。

乙女高原の草原コースでは、ふかふかな枯草の中に、フデリンドウがたくさん咲いていました。
なんとも乙女チックな風景

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大窪山に向かう林道沿いには、サンリンソウのいくつかの群生がサンリンソウ


さらにはワダソウの小道ができていました。。。
ワダソウ


湿原にはニョイスミレ
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日当たりのよい林床に出ると、アケボノスミレがちらほら枯草から顔を出していました。
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スミレサイシンの中ではもっとも華やかなスミレで、鮮やかな紅紫色の花の色から、曙の空を連想してこの名がついたそう。
特徴は、花が咲きに開いてから、後に葉が開くこと。


場所を変え、湿ったウラジロモミの針葉樹林帯に入っていく。
ずっと小高い傾斜になっているところに、タチツボスミレの群生がどこまでも広がっている。
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ちらほら、シコクスミレがひっそりと咲いている。
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そして、ミヤマスミレも見つかった。
名前の通り、本州中部では1000m以上に見られる深山のスミレ。湿り気のある落葉樹林下に多い。
特徴はかわいいハート形の葉。
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春真っ只中の乙女高原を満喫できました。
乙女高原ファンクラブのガイドさんたちに感謝です。
これからの時期、花の競演が始まります。見逃せないですね

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